生が二人を分かつまで。愛した人。
仕事がうまく行かず、一人、自営業の残務処理をしながら過ごしていた。私は、外に働きに出始めた。そこから、すれ違いが始まってしまった。
収入のために働き始めた妻に対して、男としての不甲斐なさと楽しそうに仕事に出る妻への嫉妬。そして、妻の収入で生活する事が許せなかったのかな?プライドの高い人だったから。
彼は、一日の大半を一人で過ごす。
寂しかったのか、他の女性に癒やしを求めた。
それも出会い系サイトで。
顔出しで通話できるサイトじゃなくて、メールだけのやり取り。
半年で50万近くつぎ込んでいた。
彼曰く「年上の人と話したかった」「甘えたかった」サクラと分かっていながら、待ち合わせ場所まで何度も行っていた。私には弱味を見せたくなかったと言う。理解できなくて、心が折れた。
もう、二人でいる意味がなくなったと思った。私はおひとりさまに戻ったｗ。あれから、月日は経つけれど、あのときの彼の思いがわかるようでわからない。
ここで、当時の彼と同じ思いでお話をしてくれる方が
いる。妻という立場では、どうやってもできない部分があるんだな。という気がした。
彼に求めてもらえなかった悲しさ、悔しさ、女ではなくなってしまったようで、それをここで埋めてるのかもしれない。
あの時、彼を癒せなかった自分が当時の彼のような人を癒せてるのか、わからない。