ドロシーと銀の靴(77)
ドロシー(42)
ヒミツ・人妻系

真実の下心と無駄な乙女心。

21/2/19 17:04
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言葉に真実味を持たせるには、自ずと気持ちがこもっていなければ難しい。

殊に相手の目を見て、声色を確かめて交わす会話とは違い、メールなどの無機質な文字に色を持たせるのは、とても骨が折れる。
宙ぶらりんな会話には、合わせるのも苦労してそわそわしてしまうし「このままいつまで続けていいやら…」と不安になり、気が置けない。

けれど心が通うと、何気ない一言や、他愛のない会話の中に、色んな色を感じることが出来る。それこそ、オズの魔法使いの世界みたいに。

なので、おいそれと相入れることなど出来なくて当然であるし、お互いにわかり合おうとしなければ、到底拓けない道だと思う。

『お手手繋いでみんな仲良く…?冗談じゃねぇ』と座頭市が吐いた様に、そんなに上手く行くわけがないんだね。

こうして一方的に綴る文章でさえ、人それぞれに捉え方や解釈が違って、伝える側の言葉の遣い方はとても重要になると思う。

私は感情的な性質で、どうしても無駄をしがちだ。

それでいうとここグランにあって、女性会員の立場からすると、欲望のまま発せられる台詞には、不思議と真実味を感じる、と私は思う。カッコつける必要もなく、包み隠す必要もない。
ただ、そのあから様な情念には魅力を覚えない。
決して批判ではなくて。

取っ掛かりは下心でも、関わり方は自分次第。無理に変える必要もなければ、変わる必要もない。

そんな中で素敵な人に出逢えることって、
なかなかどうして【運命】とか言うんじゃないの…?なんて。

色めき立つのは春のなせる業でしょうか😊
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