☆ほしの白金☆(150)
ほし(46)
千葉・おバカ系

記憶は熱く蘇る

20/11/18 17:36
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昨日片付け中に、木の柱に左膝を
しこたまぶつけた。
バキッとかグシャッとか膝から音がしたんだけど
大丈夫かしら?

よし、その辺ダッシュかまして
膝がまだ生きているか確認してこよう!



皆さんは男の子ですから、
遊びの延長(と言うかメイン)で、
秘密基地なんてもんを作って遊んだりされた方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

今日はそんな秘密基地に纏る悲しく切ないお話です。


前回のあらすじ

ひと様の土地で
敵軍と激闘を繰り広げ
里山の女王として君臨し
勝手に人んちの柿の木に登る


ある日、大木に、無数の長い枝がまるでテントのように立て掛けてありました。中にも入れて、数人なら体育座りもできる位の広さだったので
『秘密基地にしよう』
と即決し、我々の記念すべき初の秘密基地となりました。
広大な土地のど真ん中に目立つ様に立ってる時点で、既に秘密ではないが。

『今日はもう、夕焼け小焼けが流れたから帰ろう。明日、お菓子とか持ってきて中で食べよう!』
とか言いながらその日はお家に帰り…

翌日学校が終わって皆で集まり、秘密基地に行きましたらば…

『無』。

そこには、ただただ『無』。
『無』な光景が眼前に。

燃え尽きておりました。
何ならまだ温かかったです。
元々、燃やすためにそこに立て掛けてあった枝らしく、我々が学校に行ってる間に、地主さんが燃やしちゃった様です。

我々の初の秘密基地は、1回も使われることなくそれこそ秘密のまま炭になっていったのでありました。

お菓子片手に立ち尽くす我々。

誰からともなく無言のままその場を離れ、柿の木登っておやつ食べたりして遊んだのでした。

その後、我々の行動範囲内で、いくつもの秘密基地をあちこちに勝手に作りまくっていたのは、また別のお話。

ご静聴(読)、ありがとうございました。

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