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愛知・不明/その他

痒いところには猫の手

18/11/1 19:40
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高校生の時私の帰りをほぼ毎日まっていてくれる女の子がいました。

私は彼女に名前はつけませんでした。
あんまり人に慣れていたのできっと誰かのうちの子でもう既に名前のある子だと思ったから私が名前をつける意味がないと思ってたからです。

彼女はある日突然家の前にちょこんと座っていました。
すぐ仲良くなったと思います。
その日から帰る楽しみが増えて、今日もいるかな?と思いながら帰るとちゃんと待っていてくれるのです。
そして居なくても外を覗くたび何処からともなく出てきて姿を見せてくれます。
窓を開けると可愛い生き物がいるってめちゃくちゃ癒されますよ笑っ

当時学校で辛い日々が続いていたけれど、今思うと彼女が癒しと承認欲求を解消してくれていたから私は強く過ごせていたとさえ思います。

言葉の通じない生き物が自分の帰るのを待っていてくれる。
私も早く会いたい。相思相愛とはこのこと!

帰るとまずご飯をあげて彼女のお腹が落ち着くのを私は炬燵に入って待ちます。

食べ終わるとすぐ私の膝に乗って私の膝の上で食後の毛づくろいを始めるんです。
毛づくろいの前に私の元に来てくれるとこがなんともいじらしくてたまらないじゃないですか^ ^

the膝猫で普通に足を伸ばせば太ももの上に、もちろん正座ならももの上、あぐらなら意外とボコボコな脚の上に、私がどんな格好で寝ようと体の上に乗ってくる子でした。
うつ伏せに寝てたら背中、横になっていたら横にもかかわらず狭い腰の上に。仰向けならお腹ともうどんだけ私にくっついてたいのーー?(*´`*)っていう感じで_( _´ω`)_思い出したら幸せと喪失感が溢れて来て泣けてきます(^^;

私がうたた寝する時は彼女をバックハグする状態で寝ていました。
彼女の凄い所は人懐っこいのに特別媚びている雰囲気は出さないんです。
あまりゴロゴロ言わないし、モミモミしないし、遊ばないし、子供っぽい部分があんまりなくて、無駄鳴きはしない。ただただ私の近くに居てくれる、そんな子でした。

猫の性格もいろいろあるけど、なんというか理想の猫でした。


私の求めてるものってあれだよなぁって今日ちゃんと思いました(笑)





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