To be,or not to be:that is the question.
これからの健康の為？
To be,or not to be:that is the question.
見た目が良くなるから？
To be,or not to be:that is the question.
にしても、またあの痛みに耐えるのか？
that is the question.that is the question.that is the question…
歯医者さんからの帰り道、この無限ループに陥り脚取りが止まってるのか？！と思うほど重くなりました。
「とりあえず、噛み合わせに影響のある唯一残っている親不知を抜歯します。それから歯並びが悪いために付きやすく取れにくい歯石を、口の中を６ブロックに分けて麻酔を打ちながら取って。必要な歯だけど顎の骨が吸収されてる部分は、切開して骨を増やす薬を入れましょう。先ずはそこまでやってだなぁ…噛み合わせはこのままではね…でも矯正は必ずしなきゃいけない治療ではないし、時間もお金もかかるしね。やらないで他の方法ってのもあるから。家族の方とか専門医の先生とも相談して…」
淡々と、しかし丁寧に今後の治療計画を話して下さる先生には何の罪も落ち度もないのです。でも、思ったより状況が深刻なのと痛い話に、あたしの思考と視線は彷徨い始めていました。機能しているのは耳だけ。目は外へ…
あ、猫歩いてる！はあぁー触りたいー抱いて寝たいー
我に返り、矯正は強制ではないと自分で自分をなだめて
「見た目云々の前に、健康上先生が必要とご判断して下さったところまで、とりあえず宜しくお願い致します。」
と頭を下げて帰路に着いた訳ですが…
歯並びは完全に母の遺伝。「君の生まれの不幸を呪うが良い」という『機動戦士ガンダム』でのシャア・アズナブルもとい、エドワウ・マスもとい、キャスバル・レム・ダイクンの台詞を思い出し、更に矯正治療の痛い記憶・辛い記憶が蘇り、何事にも明るく前向きに立ち向かうというよりは俯いて歯を食いしばって耐え忍ぶタチのあたしは、このままでは落ち込む一方！ここは一瞬現実逃避するしかないと用事があって立ち寄ったローソンで買った巨大な焼き鳥２本を平らげ、娘を迎えるまで眠ってしまおうと布団に潜り込んだのでした。