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秋田・人妻系

昨日今日の話じゃないのよ

17/12/8 22:50
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あたしの精神上の夫シリーズ、久々の更新となりますが…

5人もいれば十分だよ、まだ続けんの?と思ったそこの方

まだだ、まだ終わらんよ!と、『機動戦士Zガンダム』でのクワトロ・バジーナもとい、シャア・アズナブルもとい、エドワウ・マスもとい、キャスバル・レム・ダイクンのような気迫で続行を宣言するのであります!

何の話だっけ?(笑)んもぅ、脱線させるからー(苦笑)そう!あたしの精神上の夫、6人目は

俳優、歌舞伎役者の2代目中村吉右衛門!

出逢いは小学生の頃に見たNHKの時代劇『武蔵坊弁慶』でした。冒頭のシーンは今でも忘れられません。砂浜を歩く1人の山伏。今思えば、河野太郎演じる義経が生き延びて、逃げているという設定だったのでしょう。そこへ錫杖の音と共に「御曹ー司、御曹ー司」という声が聞こえて来て義経はハッとして「弁慶!」と呼び掛けるのです。彼が歌舞伎役者だという情報は事前に持っていなかったのですが、子供心に(この声、只者ではない)と感じました!そして一気に引き込まれていきました。彼のお陰で分からないながらも歌舞伎にも興味を持ち、結婚するまでの年末年始は歌舞伎の中継と、ウィーンフィルニューイヤーコンサートを観るのがお約束になっていました。市川團十郎の『勧進帳』の弁慶は華やかというか、いかにも歌舞伎歌舞伎というか、それはそれで好きなのですが…中村吉右衛門の弁慶は重厚なというか、人間・弁慶が滲み出ているというか、こちらがよりドラマを感じて録画したものを繰り返し見たものです。

おそらく、家を継ぐために母の父だったかの養子となり、祖父やばあやに可愛がられて育ちこそすれ、父と母そして兄と暮らせなかった複雑な思いが深みのある人間を作り出し、それが役にも現れているのかな…ポスター等の彼の表情に、にこやかなようでいて寂しさも見え、しかし苦しみや悲しみ全てを包み込むような慈愛に満ちた表情にも見え、胸がいっぱいになるのです。

当たり役となった長谷川平蔵が登場する『鬼平犯科帳』ですが、意外にあまり見ませんでした。だって久栄役の多岐川裕美が羨ましくて、見てられなかったんだよぅ(泣)

しっかし…幼稚園児で草刈正雄、小学生で中村吉右衛門にときめくって。筋金入りの歳上好きなのね、あたし。
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