喫茶去(160)
春蘭(48)
秋田・人妻系

キュンとさせたモン勝ち!

17/9/13 10:59
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以前勤めていたときのことです。

働く殆どが男性、数人の女性は割り当てられた男性の秘書的存在という環境でした。

ある日の飲み会。組織のナンバー3の男性が女性を根こそぎ2次会に連れ出してしまいました(;゚д゚)
あたしは、呑まなくとも飲み会の席にいることが平気です。むしろ、普段はなかなか話す機会のない方達の話を聞いたりするのが楽しかったり、勉強になったり。そして、それが喜ばれることが嬉しくもありました。

2次会ではそれを見込まれたのか、ナンバー3の方の正面に席を決められました。
「何でも頼め。酒か?」
「いえ。馬刺しを…呑まずに帰って、ゆっくりお風呂に入りたいので」
聞かれたことに答えただけでしたが、ツボだったらしく
「俺が食わせてやる。口を開けろ。それから俺にも食わせろ、あ~ん」
当時あたしは30歳そこそこ、その方は50歳代後半でした。見上げるような長身、あちこちに地を這うような低い声で指示をし、自らも動き回る、ちょっとダンディなオトナのオトコがあ~んて、鳥のヒナか?!

1人帰っては1次会から流れてきて、また1人帰りした頃。その方とは、いつの間にか隣同士に座っていました。すると、おもむろに
「膝、良いか?」
と言うのです。その瞬間、ある雑誌で見たページが浮かびました。

枕出せとはつれない言葉そばにある膝知りながら

この人は分かってる人だ

何故か納得して、急にその方が可愛らしく思えて、
「どうぞ。毎日お疲れ様です」
と、貸してあげました。
その方も、あたしが断らないことが分かっていたのか、驚きもせずフッとだけ微笑んで、膝に頭を乗せ
「あぁ~、こりゃ良い!良い気分だ」
と、寛いでいました。回りはやれセクハラだ、やれ愛人だとざわついていました(笑)が、別段気にはなりませんでした。

この人がいるから、組織が回っているんだ。この人が1番頑張っているし、1番大変なんだ。明日また頑張るための何かが欲しいなら、それがあたしに出来ることであるなら…

以外にあたし、チョロいオンナですかね?
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