私は、毎年の3月に、必ず決まって『高知県』へとお邪魔していて、
土佐の『おきゃく』と言うお祭りが開催されているのは、ちょうどこの頃。
中心街は華やぎ、大勢の方で賑わっておいでだ。
【2011年3月12日(土)】
前日に起きた『東日本大震災』の報道を知り、気が付けば、黙想にふけかえり、
高知県へと向かう、出発の前夜にして、困惑しながら、どこか気が重く、
毎年のことでありながら、複雑な思いに『眠れぬ夜』を明かし、
そんな『五年前』の今日も、予定通り、高知県へと向かったのは、まだ記憶に遠くない。
現地は、どこか『物静か』で
毎年、私が目にした光景はなく、東北の地震で、恒例の『おきゃく』は中止となっており、
年に一度。楽しみにしていたはずの『鰹』の存在すらをも忘れた。
この国で起こった大震災。
日毎、日毎に、日本中が悲憤に包まれていったことを、今日のこの日。
高知の夜に あの日を思う。