【草薙電脳艶戯倶楽部】(630)
草薙(49)
ヒミツ・不明/その他

【kitchen】

16/3/1 18:30
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吉本ばななの小説では無いが、台所にいると落ち着く。草薙の小さな、小さな城。

21時半。坊主ども就寝。
添い寝していても常に臨戦態勢の為たいてい30分以内に覚醒。
気力だけで起き上がり台所へ。
米を研ぎつつ戦意高揚。
和なら出汁をとり、洋中なら固形ブイヨンか粒状ガラスープでベース作製。

具材を切って各種加熱処理へ。
調味料多少は感覚。心身状態無関係に妥当な味が出せるのは数少ない得手のひとつ。
最近、自らの全自動調味を改めて分析してみたら大まかな公式はあるらしい。
締めたい時は塩。緩めたい時は砂糖。
締めた上で拡げたい時は酒。
緩めた上で拡げたい時は味醂。
旨味を添加した上で締めたいとき時は、薄口醤油。旨味を添加した上で深めて多少緩めたい時は、濃口醤油。他等々。
そして、アイコンは開眼・磯野しずかシェフに設定。

全品が仕上がる頃には疲労感は完全に消失。
軽く、グラスにワイン一杯。
洗い物を済ませて、ようやく晩酌タイム。

以上、21時半→23時半の通常時間割。
次男の夜泣きが1~3回入るので作業は中断。それでも時間配分の再計算を繰り返し、完遂。
何故ならばそれが、遺伝子の命ずるところだから。
愛情だけでは長続きしない、戦う理由がここにあり。

そんなわけでこの時間帯にログイン状態になっていても、眼鏡男子を無差別に視姦しまくっているわけでは無いので念のため。
と、少々言い訳がましい〆にて失礼。

そのうち、ハロクッキーでもこしらえてお届け致します。
ではでは、また。
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