なかなか鳴かぬホトトギスに対して、
「いつ鳴くんだろ？わくわく。」
と、あらぬ方向をポワヤンと眺めていられた時代。
そこから、
「鳴かぬ貴様など不要。失せろ愚鳥め。」
などと今思えばいささか残念な時代を経て、
「鳴かぬなら鳴かせてみるか？よしよし、エサ食べる？」
もしくは、
「鳴くまで待つか。まあ、無理に鳴かせなくてもなあ。とりあえずエサ置いとくから賞味期限に気をつけて食べなはれ。」
というふうに変遷し今に至る。
そうしたところ、未聴のホトトギスの鳴き声にワクワクしていた頃に得意だった事がいくつか、出来るようになった。
糸、紐、鎖。
どうしようも無くからまってしまったものをほどく事もそのひとつ。
出勤前に指輪をしようとしたら、ペンダントの鎖がからまってしまっていた。
無造作に一緒の皿に置いとくからこんなややこしい事になるんさ。と思いつつ取り敢えず一緒くたにカバンへ。
一服スタバにて状況確認。留め金を外して、結び目を緩めて、すーっとひっぱったらすぐにほどけた。
軽度の混線レベルでしたな。
でもこれ、あの頃だったらペンチでぶった切ってたかもなあ。指輪もろとも。なんて。
嗚呼もったいなやおそろしや。良かった。ちゃんと大人になれてさ。
ちゃんと？
ともあれ、この能力は年々他者に対しても発揮されており。いろいろなコトヒトモノを解きほぐしたりはずしたりしては、地味に感謝されている次第。
ブラのホックがなかなかはずれず、というか背中をさぐれども一向に当たらず、
というかそもそも眼鏡はずれちゃった、いや、はずされちゃったから視覚を奪われて概ね見えず、
あれ？あれれ？あれれれ？？
とか何とか焦っている可愛いホトトギスをしばらく眺めて楽しんだ上で、
それね。実はフロントホックだから。
とか、嫣然と笑って手を取って教えて差し上げる。そんな状況もいとをかし。
いや、あの。
今時そんな状況設定、桂正和でも描かないと思いますけれど草薙さん。
そして気付いたら何だか珍しくアダルトサイトみたいなブログになったぜイヤッフゥ。
今回のカテゴリ分けはずばり、アダルト適用で良いですか事務局さん。
って、分類無くなったんでしたね。笑。
昼休みに中途半端な艶話失礼。
ではでは、また。