草薙母。65歳。
若い頃は、バレー部のエースアタッカー。
実業団から声がかかるほどであったが、美術部だった父と交際中であり「普通の結婚生活を送りたいから」という理由で誘いを断り、就職。
その後、父の単身赴任による不在に耐えられず「一緒にいたいから」というただそれだけの一念で養護教諭を退職。父の赴任先で資格を取り、美容師に転身。父の赴任生活の終わりとともに、自分の店を開店。
ひじょうに大きく激しい感情の起伏。
脅迫的なまでの、関心事に対する執心と自分が思い込んだ事に対するこだわり。それがプラスに働けば人並み以上の事を成し遂げるが、マイナスに傾くと激昂したり不安定になったり。
他人と関わるのが苦手と言いながらなぜか、人と関わる場にばかり身を置きたがる。しかもとても「苦手」であるとは思えない社交上手。
常人以上の高機動力及び高熱量。今でも仕事を続けながら、地元の劇団で活躍し、語学サークルで学び、父とともに農家の真似事も。
母方祖父母が相次いで他界し、60代半ばにして「大人になったような気がする。」と発言。
そんな、最近大人になったばかりの母と、
母の存在に少しも動じない父と、
２月で卒寿を迎えた祖母の待つ実家に、
少しだけ戻ります。
バレンタインにはちゃんと埼玉に帰ります。
ではではまた。