長男がまたもや、ラブレターをもらって帰って来た。
以前ブログに書いたクラス１の美少女とは、別の女児。
私個人としてはラブレターよりも送るにあたり使用されたレターセットが何故にレイアースなのかそちらのほうが気になる。
何なら代筆で返事を書いてCLAMPは親御さんの趣味なのかどうか確かめたい。
もとい。
昨日、長男が通園バックに入れて持ち帰ってきたスモックを洗濯しようと取り出したその時のこと。
ふわん。と、馴染みの無い芳香が漂った。
えっ、と困惑しスモックを広げてみるとあきらかにワンサイズは小さい。
見ると、名札には長男の名前ではなく、恋文の送り主の少女の名前。そして、長男のスモックは無い。
ねえこれどゆこと？？と長男にきいてみると、あれ？？Ｙちゃんのだ。いれまちがえたのかなーおかしいなー。と要領を得ない返答。
園を出る間際まで彼らが、後を追いあったり見つめあったりとえらく、仲良さげに一緒に遊んでいたのは知っている。
私を見つけると「将を射んとすればまず馬から」とばかりに極上の笑顔でＹちゃんが駆け寄ってきて「女こえぇぇ」と思ったので良く覚えている。
その時、故意に交換した様子も無かった。では、単なる入れ間違いなのであろうか。
平安の貴族は男女が一夜をともにした後、衣を交換するならわしがあった。
後朝、恋しい人の香りのする衣を手にしたらさて、私ならどうするだろう。
逢いたい想い。逢えない切なさ。
いつかは終わってしまうであろう不安。
喜びと寂しさ、笑みと涙に惑いながら、衣と一緒に刹那の熱情を抱きしめて床に入り、目を閉じるのではなかろうか。
Ｙちゃんの気持ちを勝手に想像し、良い具合に胸がきゅん、となった草薙。
ふと、おお、そういえばこやつには担任の先生という想い人がいたのだったとそちらが気になり、
ねえ、Ｙちゃんと仲良しなんだね。ジュンせんせいはもういいの？とたずねた。
「うーん。ジュンせんせいとはけっこんするの。Ｙちゃんとは、あそんでいるだけだよ！」
真実は劇薬。
物の言い方には気をつけた方が良い。
追って、長男にはいろいろと、心の機微の推量や表裏の使いこなしというものを教育する必要がありそうである。
ではではまた。