大雪の為、おちおち寝ている場合ではなくなった、あの『週明け』の深夜。
凍りつく寒さの中を『出社』した、その道中。
吹雪の中で、かすかに見えた『ハザード』の点滅。
近付くにつれ、ハンドル操作を誤ってか?身動きがとれなくなっている『車両』と遭遇した。
タイヤが雪に埋もれてしまった自家用を、車外にて眺める『ご婦人』の姿。
明らかに『立ち往生』となっているのはわかっていながら、
『やー!! どうされましたーっ!!』
常備の『角スコ』を手に、ご婦人の元へとヘルプに駆け寄った。
『動けなくなっちゃって…』
奥さんのわかりきった御返答を待つことなく、既に私の『角スコ』は唸りを上げていたものの、
カイテ・コイテを繰り返しつつも、どうにもこうにも追い付かず、
『奥さんっ!! 奥さんも一緒にやりましょうっ!!』
そう言えばっ?と、万一に備えていた『剣スコ』を奥さんに差し出し、
恐縮なさる、知らない奥さんと共に『二人三脚』な雪掻き。
息を切らし『カイテコイテ』の懸命な作業は順調に進み、奥さんは無事、脱出に成功。
やー、ホントに、ホントに、よかったょっ♪
私は口先だけで、物事をわかっているかのようなことは言えない。
でも自分が、身を持って感じ、体感したことは自信を持って伝えたい。
そんな私が、今回のことで、改めて実感し『確信』したこと。
絆と言うのは、どこでだって生まれる。
この世の『損得』を越え、絆は生まれる。
感謝の心が『絆』を生む。
この一月も、うだうだにお付き合い頂き、ありがとうございました。