2年ぶりのメール。
心拍が1速から4速にガコン、とギアチェンジする久々の感覚。
件名:作ったで！
「草薙やったら良さがわかるやろと思って送りつけてみた。がんばったで！」
添付画はRGシャア専用ズゴック。
はー。脱力。何が、がんばったで！だ。こんなもんカニの代わりに鍋にぶちこんでやる。
10年前。阪急某駅。「ジジババになったら茶飲み仲間になろうや。」カッコつけて言うので腹が立ち「キミ、早死にしそうやし無理やな。私は100まで生きるやろけど。」と返すと大爆笑。ひっどいこというわー、長いお別れやのに。だと。
こうして我々はきちんと恋人になるでもなく、だからといってもう友達でも無く別々の方向に歩きだした。
奴は、知らない。はじめて同衾した翌朝、草薙は男前やからこれ似合うでー、と背後からつつむようにつけてくれたブルガリのブループールオムをいまだに私が、所持していること。
ズゴックを鍋にぶちこむのは止した。見てろよ。絶対に長生きしてやる。そして、キミの遺影の前で、シーマ・ガラハウのように笑ってやる。
待ってろというつもりも、待つつもりもない。ただ、私の恋と革命の数々をご覧あれ。草薙、相変わらずおもろいなー。て、な。
さて。次男が昼寝したから返信しますか。ではではまた。