ママと呼ばないで(36)
らんぷ(43)
東京・おっとり系

バラ色の銀杏

15/12/17 07:26
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黄金色に輝く銀杏の樹が

こんなにも美しく感じられるようになったのは、

今年の秋から。



それまでは
ただなんとなく

銀杏並木は 情緒的…

センチメンタルな風景…

という感じで、客観的に見ていただけだった。


青い空に、金色に光輝く
イチョウの葉っぱ。

なんて綺麗なんだろう。


きっかけは
地元のファーストフード店に置いてあった


たしか
「東京から行ける絶景」
というような題名の本。

昭和記念公園の
壮観な銀杏並木の写真が、小さく載っていた。


本屋さんで

何度か
「絶景」 の写真集を観たが
心揺さぶる風景には
出会えず

どれも 綺麗ではあるけれど、 惹かれる物がない。


3×3センチほどの
小さな写真に

なぜか惹き付けられた。



(見たい)

(見たいー)

(行ってみたい)

(あー、でも時間ないー)



(来年の秋こそ、きっと)


なんて思っていたのだけれど

かなり後になって、
普段 自転車で猛スピードで駆け抜けていた沿道が

美しい銀杏並木だった事に気付いた。

歩道が 金一色。

この葉っぱの掃除は
大変だよねと感じ

ふと上を見ると

けっこう見ごたえのある
並木道ではないか。


今まで 自分に
どれだけ周りを見る余裕が無かったかを思い知る。



昨日は 後楽園のイチョウ。
黄金色、

紅色の樹々、

空の青のコントラストが
鮮烈で。


でも 欲張って

せっかくなので、
ジェットコースターと
観覧車の対比もいっしょに写真に納めようとしたら

いい画は撮れなかった。

ま、いいか。




イチョウって
金色なのに、なぜ
銀杏と書くの?


ま、いっか。





恋をすると

世界がバラ色に見えるというけれど


銀杏もバラ色に見えるかな?





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