たまに特定の女性に好意を伝えていると思しき書き込みを見る事がある。
それの是非とポイント云々…はどうでもいい。安くはないメールだ。
内容を読むと、あまりの『軽さ』に失笑してしまう。
好意を持っているというのは『好き』だの『愛してる』だのと書いてあるから分かる。ついでに直アドを訊きたいのも(笑)
しかし、根底にある『色欲』が透けて視えている上に『色欲』しかなくて、読んでる方が恥ずかしくなる。
上手く行かなくて当然だろう。
男と女である以上、セックス抜きの付き合いなど有り得ない。私も好きだ。
だけど
『セックスしたいから』
『一人は淋しいから』
『癒やして欲しいから』
『孤独に呑まれてしまいそうだから』
そんな自分勝手な理由で男性を好きになる事も、求める事も絶対にない。相手には何も関係のないことだ。
欲を満たしてくれるから『好きだ』と相手を選べば必ず失敗する。
自分の事しか考えていないばかりか、全てを相手のせいにして負担を掛け、そして終わる。
それでも気付かない人達が世の中にはたくさんいる。
『好き』
『愛してる』
『心の繋がり』
公開ラブレターに書かれている言葉が薄っぺらく陳腐に思えて仕方ない。
『相手を受け入れ 想う覚悟』
それが微塵もない。
本気で相手を見つめ、見つめられた事のある人の書く文章は全く違う物になる。
言葉の意味と重さを知っているからだ。
いっそのこと正直に『必要なのはセフレ』と書いてある男性の方がまだ気持ちいい。
綺麗な言葉で誤魔化し、騙していない。
お互いに使い捨てでいいと思う者同士が、快楽を貪ればいいだけの事だ。
『我欲ありき』で人を想う。
あなたは相手のどこを見つめ、相手の何を想っているのだろうか?