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ヒミツ・不明/その他

『向き合う・向かい合う』

15/2/2 14:52
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このサイトを眺めて一年過ぎた。

私が自分からメールをした男性は数える程しかいない。書き込み内容に対してのコメントだけなので、返信不要、一通のみのメールだ。

逆に何人かの男性からメールをいただいた。それも返信不要、なるべく一回で済ませるようにしている。

メル友やセフレを求め、捜していない。

ゆえに、男性の人間性しか視ていない。

自分からメールをした男性の中には『思わず』した人がいる。
書き込みの内容を通して視えた人間性に光るモノを感じて、衝動的にメールをしていた。
思い返すと自分で笑えるのだが、とにかく必死(笑)

返事は要らない。読んでくれたらいい。
私はこう考える…

『何でメールに金がいるんだ!?』
トンチンカンな憤りを胸に、必死で打っていた。話を聞いてもらいたいんじゃない。
私はその人に知って欲しかった。

私という『人間』を。

人と人が対峙して向かい合う事は、双方に労力がいる。
一朝一夕には成し得ない。
言葉を織り上げ、語り合い、相手を知り、自分も知ってもらう。
その過程には、言葉足らずの行き違いや、誤解も時にはある。
それを埋める為に考え、また語り合う。

双方に向き合う気がないと面倒なだけ。
適当に『軽い』お茶飲み話をしているワケじゃない。
そこに色欲や金銭欲は介在しない。

『男と女』ではなく『人間として』の真剣な対話。

当然、中身が伴わなければ語り合う事など出来ない。一方的に相手に頼り、答えを出して貰うなど以ての外。
暇つぶしの話し相手だの、ワタシの相談相手だの、傷付いたワタシを慰め癒やして…
そんな期待を持ってる時点で話にもならない。相手に失礼だ。

互いに一人の人間として、一人で立つ。

たとえ『独りきり』でも立つ。

その前提の元でしか成し得ない。

相手は自分の為に存在してるワケではないのだから。
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