『この世には神も仏もいないのか!?』
陰惨な事が起こる度に聞く憤り。彼等を見たワケではないので何とも言えないが、私個人はいないと思っている。人間の悪意、煩悩を戒める為に存在する心の拠り所。確かに神社などの境内に入ったら明らかに空気が変わる。勝手に背筋が伸び、煩悩にまみれた我が身を振り返ってしまう。護摩木を燃やす炎を眺め、甘酒を飲んでると妙に癒される(笑)
我欲と煩悩に溢れた世の中で生きてりゃ色々ある。いい事と悪い事が繰り返しやってきて、理不尽さに一喜一憂する日々。私は善人ではないので、時には人を、運命を恨む事もある。心がくすむと分かっていながら、この世から消えてくれと願い、くすんだ心を持て余して途方に暮れる時もある。どうして私ばかりがこんな思いをしなきゃいけないんだ？と腹が立ってどうしょうもない事もある。神様とやらに頼んでみても事態は変わらない。信じて待ってみても救われない(笑)
他人に心を砕き、助けようなどと誰が思う？己だけが助かればいいと思ってる人間ばかりなのに。
自分で考えて答えを導き出すしか、自分の足で歩いて行くしかないのだ。
私は今、宿命に挑んでいる。それは抗っても変えられない、私だけの『命題』
泣いても叫んでも無様でもいいんだ。挑み続ける事で私は生きている。