あんず小噺(59)
☆☆あんず☆☆☆☆☆(50)
ヒミツ・不明/その他

『うんめいのひと』

14/2/25 05:20
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どこにいるんだろうか?
どんな人かな?
いつ出逢えるのだろう?
そもそも存在してるの?

誰しも考えた事があると思う(ないとは言わせないぞ!(笑))
オトメな私は運命の人が存在してると思っている。この世にたったひとりだけの人。
だと思っていたが、ある本を読んだら目から鱗で考えがガラリと変わってしまった。それは、運命の人は何人もいます。というもの。男女としての関係(夫婦・恋人)だけではなく、自らに影響を与えたり、ターニングポイントに関わった人、妙に記憶に残っている人・・男女問わず、その人達はあなたが出逢うべくして出逢った人です。とあった。
スコンと納得してしまった。不器用で鈍クサイ私は人に助けて貰い、導いて貰いながらここまでやってきた。人間なんてクソと思ってる私だが、彼らは違う。人生の痛みを知り、欲に呑まれる事なく、裏切られても人を恨む事なく自分を生きている。そして媚びる優しさは微塵もない。そんな物は何の役にも立たないと知っているからだ。女性は男性に依存する事なく、逞しく生きてる。マジでカッコいい姉さん達だ。
歳を重ねるに連れ『知り合い』は増えるが『友達』は中々出来ない。他人に知られたくない事が増えるし、ヘタに隙を見せたら何をされるか分からないからだと思う。悲しい時代になってしまった。

そんなご時世に『運命の人』に出逢えた私は幸せだと思う。男女として交わる事になるかは神のみぞ知るところだが、彼らは私の宝だ。恥じない生き方をしなくては失ってしまう。そして私も誰かの『運命の人』になれるように・・・


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