あんず小噺(59)
☆☆あんず☆☆☆☆☆(50)
ヒミツ・不明/その他

『さみしんぼう』

14/2/22 05:16
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古今東西、自称『淋しがり』が存在する。これは女の専売特許だと思っていたので、男性が口にしたのを聞いた時は相手の顔をマジマジと見てしまった。その感情がどこから来るのか知っているが言わずにおくとして、まだその手合いの話をまともに聞いてた頃、共通点が一つあった。それはいろんな意味で『贅沢』なのだ。無人島にいるワケじゃあるまいし、天涯孤独でもあるまいし、自分の名前を知る者が何人もいるにも拘わらず、それらに目もくれない。挙げ句の果てには埋めてくれる相手が見つかったのはいいが『かまってくれない』『面白くない』『分かってくれない』などなど・・相手任せの上、胡座をかいてる厚かましさ。優しい人は自分のせいか?と悩む事も知らずに、期待に応えなくては・・と無理をする人もいるのを知らずに。
話を聞くのもバカバカしくなり自称『淋しがり』とは男女共に付き合いをしない事にしている。私にとっては害だから。


掲示板やプロフはこの世界では名刺のような物で、あなたを知る手掛かりになるもの。大半の人はそれだけでは人となりが分からない。世の中には稀に相手を『感じる』事が出来る感受性を持って生まれた人もいる。だけど、ほとんどの人は何らか『分かりやすい解説』がないと相手に近付けないと思う。そんな大事な名刺にわざわざマイナス要素を書く必要があるのかな?
余談だけど、付き合いが長くなると『言わなくても分かるでしょう?』と怠慢になってくる。言わなくても分かるエスパーはごく稀な人だけ。伝えたい事があるのなら、伝えたい人がいるのなら、表に出してこそ形を成すと思うな。勇気がいるけどね。
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