仕事帰りにコンビニに寄り、何気なく書籍の棚を見たらこの小説があった。ちょっとインパクトのある表紙だったので(笑)思わず手に取ってしまった(気になる人は調べてね)のが本当のところだけど・・(^｡^;)
裏表紙のあらすじを読んで『なんだ・・』と思った。普段なら気にも留めない内容だったが、その時は妙に気になり立ち読み開始！
物語自体は『セカチュー』と同じ様な話なので割愛するけど、ヤコブ病に薬害で感染後、発症したヒロイン美丘と彼の太一は、ある約束をする(唯一気になった事)。
『私が私でなくなった時、あなたが私を終わらせて』
承諾したものの、その日はすぐにやってきてしまい・・太一がどうしたか？が気になる人は自分で読んでね。
斜め読みしながら自分が美丘だったら？太一だったら？どうするだろうと考えていた。そもそも男性を愛した事がないのでまだ答えは出ていないが、前に観た『愛の流刑地』と重ねて考えている。どちらも女性が男性に自分の終わりを託す。
片方は託す事で自分が『最後の女』になった。
片方は託しておきながら『私の事は忘れて新しい恋を・・』と言う。
どちらが相手をより深く想っているのかは分からないけど、どちらも男性は嘱託殺人の容疑者。そして『永遠』を約束出来ない。いかにも小説で現実的ではないけど『愛の形』として考えてる。
どうして人は『永遠』を約束したがるのだろう。気持ちや時間を支配したがるのだろう。『永遠』なんてありもしないのに。
そんなモノは一緒に過ごしたり、逢えない時も相手を想う『瞬間』の積み重ねではないの？
違うのかなぁ・・・
人を愛さない限り答えは出ないような気がするな。ごめんね～(｡･ω･｡)