入院生活を 余儀なくされている方へ。
まずは、心より
『お見舞い申し上げます』
私も入院生活を経験した事がある中の一人。
一度や二度の事ではなく
中でも『長期戦』となった入院生活を
この『８月』になると
思い出します。
細かい事まで書き綴ると、明日になりそうなので略しますが…
私は、お金を貯め
十代の頃 二輪車の免許を取得し、
その二ヶ月後、私は事故を起こしました。
気が付いたのは
集中治療室。
酸素マスク・沢山の点滴。輸血もされていた。
とにかく痛かった。
寝たきりの間、寝返りも
できず、毎日毎日、
天井と睨めっこ。
気がつけば、呪文のように
『母ちゃんごめんなさい』
と、泣いていた。
重傷の細かい内訳は省きますが…
『１１ＰＭ』を見て育った私は、既に オナニの
味を 占めていたので、
恥骨骨折(マンコ辺りの骨)をしていると知らされた時は
『もう逝けない』
『お嫁にも行けない』
ショックだった。
体を拭いてもらったり
浣腸されたり…
メンスの時は、ナップを
取り替えてもらったり
死んだ方がマシだったと
思った。
でも、
小便の管を通されてた私は
『小便がしたい』と言う
意識がないのに
いつの間に 小便が出ているのかが、とても不思議で
小便が、管を通って
流れる瞬間を見れた時、
『あー。私。生きてる』
そんな些細な事が嬉しくて
小便を見ながら泣いた。
動けるようになってからは益々、退屈すぎて、
『本当に 自分の体は
元通りになるのか』と、
不安で、退屈で、苦しくて
一日がとても長かった。
私の担当医の形成の先生に
『退屈か？』と聞かれた。
私の回答も聞かず、
今、自分が
『退屈』と思える事を
『幸せ』と思いなさい。
そう言われた。
今・退屈ですか？
入院されている
一人でも多くの方が
『退屈』でありますよう
願っています。